暑い季節が到来すると、多くの人が清涼感あふれるかき氷を求めます。地元のお祭りや最近増えてきた専門店では、その風味や食感、鮮やかな色合いが人々の目を引いています。
カフェで楽しむかき氷も素晴らしいですが、家で手軽に氷を削り、シロップをかけただけのシンプルなかき氷もまた一興です。
ですが、思い立ったときにシロップが手元にない、または一度に使い切れずに余らせてしまうこともありますよね。
そんな時に便利なのが、家にある材料で手軽に作れるかき氷用シロップの代替品です。
このガイドでは、次の内容について詳しく解説しています。
- かき氷に使えるシロップの代替品についてのおすすめ
- 自家製シロップ(氷みつ)と練乳の作り方
- コーヒーや紅茶を用いたかき氷に最適な氷の種類
これらの情報がお役に立つと思いますので、ぜひ参考にしてください。
かき氷には濃い味のシロップ代替品がおすすめ
かき氷が溶けてしまうと味が薄まってしまいます。そのため、シロップの代わりに使用する場合は、味が濃いものを選ぶことが重要です。
カルピス原液で彩る、濃厚かき氷の楽しみ方
カルピス原液は通常、水やソーダで割って飲むために作られていますが、その濃い味はかき氷にシロップとしてもぴったりです。巨峰や白桃、レモン、マスカット、いちごなど、さまざまなフレーバーがあります。これらの原液を使って、色とりどりのかき氷を作ってみるのはどうでしょうか。それぞれの個性的な味を楽しむことができます。
ジャムを使ったオリジナルかき氷レシピ
普段はパンに塗るジャムを、かき氷にかけてみると一風変わった美味しさを楽しむことができます。特に、果肉入りのジャムを使用すると、より贅沢な味わいのかき氷になりますね。
さらに、ジャムに少し砂糖と水を加えて電子レンジで温めると、簡単にシロップ風のトッピングが完成します。この独自のトッピングで、普段とは違う特別なかき氷をお楽しみください。
自家製梅ジュースの便利な使い道
梅の季節には多くの家庭で梅ジュースを手作りします。氷砂糖を用いて梅からエキスを抽出するこのジュースは、甘くて風味豊かです。普段は水や炭酸水で薄めて飲むことが多いですが、その濃い味はかき氷のシロップとしても非常に良く合います。もし家に自家製の梅ジュースがあれば、かき氷に使用してみるのもおすすめです。
家庭で簡単に作れるかき氷用シロップと練乳
家にある材料だけで、かき氷にかけるシロップや練乳を意外にも簡単に作ることができます。この記事では、基本的なシロップ(白みつ)と練乳の作り方を詳しくご紹介します。
シンプルな白みつ(シロップ)の自家製レシピ
【材料】
- 砂糖:200g
- 水:120ml
小鍋に砂糖と水を入れ、中火で加熱します。砂糖が完全に溶けてクリアなシロップになるまでしっかり煮込んでください。砂糖が溶けた後は火を止め、シロップが冷めたら清潔な保存容器に移し替えて保管します。
この基本のシロップに抹茶を混ぜると、抹茶味のシロップが完成します。フルーツ缶を加えたかき氷にかけても美味しく召し上がれます。
また、白砂糖以外にも、グラニュー糖、黒糖、ザラメ糖、てん菜糖などを使うと、それぞれ異なる風味のシロップを楽しむことができます。
手作り練乳のレシピ
【材料】
- 牛乳:100cc
- 砂糖:大さじ2
牛乳と砂糖を小鍋に入れ、やや弱めの中火で加熱します。液体がゆっくり流れるくらいのトロリとした状態になるまでしっかり煮詰めます。適切な濃度になったら火を止め、容器に移して冷まします。冷えると固まりやすいので、少し柔らかい状態で火を止めることがポイントです。
この自家製練乳は、いちごジャムと合わせても美味しく、また、白みつと抹茶シロップ、小豆を加えることで宇治抹茶風のデザートにもなります。
かき氷にコーヒー、紅茶、ココアを活用する方法
かき氷に新しい風味を加えたい場合、以下の飲み物を濃く淹れてシロップ代わりに使用する方法があります。
- コーヒー
- 紅茶
- ココア
たとえば、「アフォガート」のようにバニラアイスに濃いコーヒーをかけると美味しいですが、これと同じ発想でかき氷にもこれらの飲み物をかけると良いでしょう。
もし濃い飲み物を準備するのが手間だと感じる場合は、カフェベースのような希釈用製品をいくつかストックしておくと、簡単にさまざまな味を楽しめて便利です。
コーヒー・紅茶シロップと牛乳氷の組み合わせでかき氷を楽しむ
コーヒーや紅茶をかき氷のシロップとして使用する場合、普通の氷でも美味しく楽しめますが、牛乳で作った氷を使うと更に味わいが豊かになります。牛乳氷の滑らかな口当たりがコーヒーや紅茶の風味を引き立ててくれるため、この組み合わせを一度試してみることをおすすめします。
手作り牛乳氷の簡単レシピ
【材料】
- 牛乳:300ml
- 砂糖:大さじ3
牛乳を小鍋で温め、暖かくなったら砂糖を加え、砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜます。牛乳が温かい状態で砂糖が溶けたら、火を止めて冷まします。冷めたら、氷用の型に注ぎ、冷凍庫でしっかりと凍らせて牛乳氷を作ります。砂糖は多すぎると氷が削りにくくなることがあるため、適量を加えることが大切です。
完成した牛乳氷は、かき氷機で削ると良いですが、フリーザーバッグに入れて手で揉みながら荒く砕く方法もあり、異なる食感が楽しめます。
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家庭で楽しむかき氷
ここからは、自宅で簡単にかき氷が楽しめる、おすすめのかき氷機をご紹介します。
ふわふわからシャリシャリまで調整可能なかき氷機もあるので、ぜひ参考にしてください。
Toffy 電動ふわふわかき氷器 K-IS12
このかき氷機は、ふわふわ感のかき氷、さらさら感のかき氷、シャリシャリ感のかき氷まで、お好みに合わせて作ることが可能です。
ボタン一つで氷を削ることができ、刃の調整レバーを使って氷の細かさを自由に変えられます。
市販の冷凍フルーツやジュース、牛乳を使ったフレーバー氷にも対応しており、公式サイトでは専用のレシピもあるのでメニューの幅が広がりますね。
手動ふわ雪かき氷器 S-FY-20
この手動かき氷機は、台湾式かき氷のように非常に柔らかくふわふわした食感の氷を削ることが可能です。縦型のハンドルと底部の滑り止めが特徴で、軽い力でもスムーズに操作できます。そのため、子供や力の弱い方でも疲れることなく簡単に使用できます。
フルーツは削ることができませんが、ジュースやフレーバー付きの氷は削れますので、子供たちにも楽しんでもらえること間違いなしです。
ドウシシャ 電動 ふわふわ とろ雪 かき氷器 製氷カップ2個付き(Mサイズ) 冷凍フルーツ
このかき氷機は、冷凍フルーツも簡単に削ることができます。
冷凍フルーツやフルーツジュースを活用して、簡単に柔らかくとろけるようなデザートを作ることができます。
また、プリンを製氷カップに入れて凍らせたものや、市販の冷凍フルーツを使ったかき氷も簡単でおすすめです。フルーツを削るだけで、すぐに美味しく楽しめるのはいいですよね。
こちらもレシピや製氷カップが付属しているのでバリエーション豊かに楽しめそうです。
大人のふわふわかき氷器 ハンディタイプ コードレス
バラ氷専用ですが、ふわふわ氷もシャリシャリ氷もできるコードレスタイプのかき氷機です。
屋外でも手軽に使用できるのでキャンプやアウトドアに持っていくのにもぴったりです。ハンディタイプなので場所をとらないのもいいですね。
かき氷以外の楽しみ方も掲載の「おとなの贅沢氷レシピ」がついているのも魅力です。
コードがあるタイプもあります。
Huanyu ふわふわかき氷機 業務用 BY-208S
こちらのかき氷は家庭用ではなく、業務用の電動かき氷機です。
最大70kgの氷を1時間で削ることができるため、大規模なイベントや学園祭などで大量のかき氷を迅速に提供するのに適しています。氷の厚さは調整可能で、雪片状、条状、フレーク状など、多様な食感のかき氷を作成できます。
手軽に用意できるかき氷シロップの代替品と自家製シロップのレシピ:まとめ
手持ちのかき氷シロップがない場合でも、下記のポイントを参考にかき氷をおいしく楽しむことができます。
- カルピスの原液や梅ジュースなど濃い味の液体が良い代替品となる
- 砂糖と水を使って、簡単にシロップ(白みつ)を作ることができる
- 砂糖と牛乳を使って、簡単に練乳を作ることができる
- コーヒーや紅茶を濃くして使う場合には、氷自体にアレンジを加えると普段とは異なる特別なかき氷が楽しめる
この記事を参考に、この夏ぜひご家庭でかき氷を楽しんでみてください。