レモンティーのレモンって、取り出すべき?どれくらいで取り出せばいいの?取り出したレモンはどうしたらいいの?
こんな疑問を抱いたことはありませんか?
また、レモンティーって苦くて酸っぱいから苦手…なんて思う方もいるのではないでしょうか。
実は、正しい方法で入れればレモンティーは非常に美味しくなります。
この記事では、主にホットのレモンティーのレモンを入れるタイミングや、入れてからの動作、取り出すタイミングなど、レモンティーを飲む際のマナーに関することや、レモンティーを美味しく楽しむコツをお伝えします。
自宅やカフェでのひとときに、より美味しい紅茶が楽しめること間違いなしです。
また、ティーパーティーにお呼ばれしたけど紅茶のマナーがイマイチわからないという方や、自宅にお客様をお迎えして紅茶を出そうと思ってるけど、レモンはどうしたらいいのかな?と悩んでいる方もぜひ参考にしていただければと思います。
レモンティーの正しい飲み方を知り、もっと美味しい紅茶の時間を楽しみましょう!
紅茶へのレモンの入れ方
- スプーンを使ってレモンを静かに持ち上げ、ティーカップの中にそっと入れます。この時、レモンを潰さないようにしましょう。
- 紅茶にレモンの香りをゆっくりと移すため、2~3回軽くかき混ぜます。
- 香りが紅茶に十分に広がったら、カップの端にレモンを寄せて水分を切り取り出し、ソーサーの奥側(カップの向こう側)に移動させます。
レモンをティーカップにそのまま放置するのは避けましょう。
長時間漬けておくと苦味が増すため、適切なタイミングで取り出し、使ったレモンはソーサーか、あれば専用のお皿に置いてください。
レモンを入れる際に使用したスプーンも、使い終わったらソーサーの奥側(カップの向こう側)に置きます。
レモンティーの正しい混ぜ方
前述の通り、紅茶にレモンの香りを移すため、ティースプーンを使って軽く混ぜるのですが、上品な印象を与えるポイントがあります。
腕を体に密着させ、手首だけを使って円を描くようにゆっくりと回しましょう。脇をしめるようにしましょう。
肘を広げて大きくかき混ぜると、荒っぽい印象を与える恐れがありますので、この方法は避けてください。
紅茶にレモンを入れるベストなタイミング
紅茶にレモンを入れるタイミングは、飲む直前がベストです。
飲む直前にレモンを加えることで、さわやかな香りを楽しめます。
レモンを入れる紅茶として適しているのは、基本のストレートティーがぴったりです。
ゴールデンドロップと呼ばれる最後の一滴までしっかり注いだ紅茶に、ぜひレモンを加えてみてくださいね。
美味しいレモンティーの為のレモンの準備
美味しいレモンティーを淹れるためには、レモンの準備も重要です。
レモンの皮の処理
美味しいレモンティーを淹れるコツは、レモンの皮を処理することです。
レモンの外皮である黄色い皮には苦みが含まれていますので、黄色い皮を除去することで苦いレモンティーを避けることができます。
レモンを薄くスライスして、苦くない白い部分だけを残し、黄色い皮を取り除いた後、紅茶に浮かべてください。
この方法で、レモンのクエン酸が紅茶の渋みをやわらげ、よりまろやかな味わいを楽しめます。
皮を適切に除けば、見た目も美しくなります。高級ホテルでは黄色い皮を除いてくれているところもあります。
レモンの香りを楽しむ方には、レモンの皮の処理は特におすすめです。
ぜひやってみてください。
お店でのレモンの選び方
スーパーマーケットでは一年中レモンを購入できます。
輸入のレモンは旬がなく、常に手に入るため便利です。
一方、国産のレモンには旬があり、特に10月から翌年の3月までがレモンの旬です。
続いて、店頭でのレモンの選び方をご紹介します。
レモンの選び方①:外皮が滑らかで張りのあるものを
レモン選びで重要なのは外皮の触り心地です。
表面が滑らかで美しいレモンを選びましょう。外皮がしっかりしていて張りがあるものは果汁が豊富です。
一方で、外皮が柔らかいレモンは鮮度が落ちている可能性が高いです。
レモンの選び方②:重さで判断する
レモンを手に取り、その重さを確かめてみてください。
同じサイズの中で重いものは果汁が多く含まれており、新鮮な証拠です。
レモンの選び方③:色の鮮やかさをチェック
レモンの色も選び方の大切なポイントです。
レモンの外皮に色むらがなく、全体的に黄色になっているレモンを選ぶようにしましょう。
明るくて鮮やかな黄色になっているレモンがおすすめです。
レモンの選び方④:ヘタの状態を見る
レモンのヘタの状態もチェックしてください。
ヘタは付いているか、枯れていないかどうかがチェックポイントです。
ヘタが緑色でまだ生き生きとしていれば、そのレモンは収穫してから比較的時間が経過していないレモンですので、新鮮であると考えられます。
料理でレモンの皮を使うなら国産を選ぼう
輸入される多くのレモンはアメリカやチリから来ており、長い輸送期間中にカビや害虫を防ぐため特定の農薬が使われることがあります。
これらの農薬は基準内の安全なレベルですが、不安に感じる方もいます。
国産レモンにはそうした長距離輸送がなく、無農薬や低農薬で栽培されることが多いため、料理で皮を使う場合、特にレモンティーやレモンを活用した料理には、安全で安心な国産レモンがおすすめです。
料理やドリンクに加えるだけで食欲をUPさせてくれるレモンは、輸入品が価格面で手に入りやすいというメリットがあります。
しかし、皮ごと料理に使用する場合は、より安全性が高い国産レモンを選ぶ方が良いでしょう。
また、家庭菜園でのレモン栽培は初心者でも比較的容易なので、興味があれば挑戦してみることをおすすめします。
なぜ紅茶にレモンを加えると色が変わるのか?
紅茶にレモンを入れると、明るい色に変わりますよね。レモンの酸が関係していそうだけど…?実際はどうなのでしょうか。
紅茶にレモンを加えると色が薄くなるのは、紅茶の色素とレモンのクエン酸が反応しているからです。紅茶の色素は、酸性の環境では黄色がかった色を帯び、アルカリ性では濃い黒色になります。
しかし、色が薄くなると感じて紅茶を濃くしすぎると、レモンの酸味と紅茶の渋みが調和せず、味が喧嘩してしまいます。適度な濃さで楽しむことが大切です。
少し薄めの紅茶も、レモンティーにはおすすめです。
明るい色の紅茶はレモンティーの特徴の一つと考え、その見た目もぜひ楽しんでください。
紅茶にミルクとレモンを同時に入れるとなぜ問題が起きるのか?
レモンティーと同じくらいメジャーなものにミルクティーがありますが、この二つをあわせた紅茶…ミルクレモンティー?レモンミルクティー?って、ありそうでなかなかないですよね。
実は、ミルクティーにレモンを加えると、レモンの酸とミルクの脂肪が反応して分離し、ミルクが固まってしまいます。紅茶の中にまるでチーズのような塊ができてしまうのです。
レモンとミルクを同時に入れるとこの現象が起こり、順番を変えても同様の結果となってしまうため、その点に配慮したレシピを使うことが重要です。
レモンミルクティーのレシピ
レモンの爽やかな香りと、ミルクの甘みをあわせたミルクティー「レモンミルクティー」のレシピです。
名前の通りミルクティーがメインですが、レモンの爽やかな香りが一緒に楽しめます。
【レシピ:レモンミルクティー(2杯分)】
材料
- 茶葉:5g(ティーバッグの場合は2個)
- 熱湯:200ml
- 輪切りスライスレモン:2枚(飾り用も含む)
- 牛乳:100ml(注意:レモンの酸と反応して牛乳が分離することがあります)
- はちみつ:ティースプーン2杯(甘さはお好みで調整)
レモンを増やすと、レモンの酸と反応して牛乳が分離する可能性があります。
甘さはお好みですが、レモンミルクティーは甘みがあったほうがより美味しく感じられます。
作り方
- スライスレモンを、A果肉部分とB黄色い外皮の部分に分けておきます。Bの黄色い外皮は、1本のひも状にして、軽く結び輪っかを作るようにすると飾ったときに見た目が良いです。
- ティーポットを温め、茶葉(またはティーバッグ)とスライスレモンのA果肉部分を2枚入れます。その上から200mlの熱湯を注ぎ、3分間蒸らします。
- カップに牛乳を入れ、電子レンジでぬるま湯程度に温めます。この時、熱くなり過ぎないように注意してください。
- ステップ1で蒸らした紅茶をステップ2のカップに、茶こしを使って注ぎます。
- はちみつを加えて、お好みで甘さを調整します。
- 飾り用のレモンスライスを、カップの縁にかけて飾ります。
ぜひ試してみてください。
レモンティーに合うお菓子
レモンティーを楽しむなら、レモンティーに合ったお菓子も一緒に楽しみたいですよね。
ここからは、レモンティーに合うお菓子をご紹介します。
いちごのショートケーキ
レモンティーには、生クリームとフルーツを使ったケーキがおすすめです。
レモンティーのさわやかな柑橘類の香りは、ドライなクッキーよりも、クリーミーで滑らかなスイーツと特によく合います。
特に、いちごのショートケーキのように口の中で溶けるようなデザートは、レモンの香りがよく合い際立ちます。
チーズケーキ
レモンティーの爽やかな酸味が、クリーミーで濃厚なチーズケーキと非常によく合います。
特に、濃厚なミルクとチーズのフレーバーが際立つレアチーズケーキやベイクドチーズケーキを選ぶと、味わいのバランスがとれ、洗練された美味しさを堪能できます。
シュークリーム
レモンティーのすっきりとした風味が、甘くてクリーミーなシュークリームと組み合わせると最適です。
甘いスイーツと一緒にレモンティーを飲むことで、その香りと味がさらに際立ちます。
クッキー
レモンティーの軽い酸味は、甘みの強いスイーツと特に相性が良いです。
バターやチョコレートがふんだんに使われた風味豊かなクッキーと組み合わせると、レモンティーの味が一層引き立ちます。サクサクとした食感がレモンティーと合わせて食べることで、より楽しい食感を提供します。
フィナンシェ
フィナンシェは、焦がしバターの豊かな香りとアーモンドの濃厚な味わいが魅力的です。
この香ばしいフィナンシェをより楽しむには、レモンティーのような爽やかな紅茶との組み合わせが最適です。
このペアリングによって、フィナンシェの味わいがさらに引き立ち、同時に口の中をすっきりとさせてくれます。
美味しそうなお菓子がたくさん並びますね。
ここで挙げたものは特にレモンティーに合うものなので、ぜひお客様のおもてなしやティータイムに楽しんでくださいね。
レモンティーのマナー正しい飲み方や美味しく楽しめるコツ まとめ
紅茶にレモンを入れると、さわやかな香りが広がり、ほんのりとした酸味が紅茶の味わいを際立たせてくれます。
レモンの入れ方などに注意が必要ですが、正しい方法でいれたレモンティーはとても美味しいものです。
ぜひ美味しいレモンティーで心地よいひと時を過ごしてください。